風呂場の脱衣場に置いている現像薬品を収納する棚を作りました。隙間を出し入れするために底には車輪が付いていてスムースな出し入れが可能です。

この箱どうにかならない？

　フィルムを現像するのに最適な場所は風呂場だろうと思う。元々濡れても大丈夫なのだから、処理液が少しくらいこぼれても水でさっと流せば良いので気楽である。それに温度を設定して蛇口を捻ればカラーフィルム現像に適した温度のお湯（４２℃）が出てくるから便利この上ない。ただ、白黒現像は１８〜２０℃くらいだから恩恵は少ないが…。

　というわけで、風呂場で現像する関係で「発色現像液」「漂白定着液」の調合も脱衣場でやるのですが、ダンボールに入った現像薬品を気が付けば１年ほど片隅とは言いながら置きっぱなしになっていました。

　流石に温厚なる我が女房殿も「この箱どうにかならない？」と苦情の一言。大体、男なんぞというものは自分さえ良ければ「どうでも良いさ！」と考えるのは私とて同じことで、言われて、それではと１時間程で作りました。

奥行きがない３段BOXだ！

　隙間の面積は幅２０cm、奥行き３５cmで高さは1.5m程あるのですが、横の籐の棚と合わせることにして、高さ84cmにしました。購入時の薬品は一部を除いて箱入りなので、100円ショップの700mlの容器に移して保管しています（写真のとおり）。

　従って、容器やビンの出し入れのため、１段の高さは大体27cm程度の３段にしました。ご覧のとおり最上段は余裕です。

　材質はコンパネ。これが何と言っても安くて丈夫です。一応、見栄えも考えて茶色の水性塗料で塗りました。

　薬品は通常は冷暗所に置くもので、扉もないところに置くのはとお思いですか？御心配要りません。隙間を利用したお陰で左右は遮られていますので冷暗所として好都合でした。ただ、出し入れの際に容器類が引っ掛かって出て来なくなると不便なのではみ出さないための横木を入れてあります。さらに狭い隙間を出し入れするので底にはゴム製の車を付けました。

　簡単な工作なので図面も要らないくらいでしょう。スペースの有効利用で同様のお悩みをお持ちの方にお薦めします。車を４個使用しましたが総額１０００円未満です。ただし、ペンキは使い残しがありましたので含みません。

（２００２．１０．２１）