ガーデンエクステリアを使った簡単な花壇。工事を２回に分けても、何となく様になっているのは曲線を使ったデザインで造ったから、発展型花壇の造り方を紹介します。

池のある花壇を作ろう！

　庭の花壇…と言うには余りに簡単（良く言えばの話！ここまでが花壇？と仕切っているだけのようなもの）な「レンガを並べただけの花壇」をリフォームしようということになり、「ガーデンエクセレント」という花壇用のブロックを使って工事を２回に分けて造りました。

　使用したブロックは総数２３個（＠３９８円）。これにセメントが１０ｋｇ、砂、砕石がそれぞれ２０ｋｇです。

　セメントは使い残しを使いましたので単価計算は出来ませんが約２５０円、砂と砕石はそれぞれ３８０円ですから総予算は約１万円でした。

　工事終了直後の花壇です。右が１期工事で造った「花壇」、中央と左が２期工事の「池」と「花壇」です。

曲線を使ったデザイン

　花壇を造る場合のデザインをどうするか？凸凹した地面の上にブロックを真直ぐに並べるというのは意外と難しいものです。

　普通は糸を張ったりして傾きが出ないように注意をするところだが、発想を変えて初めから「曲線」を使えば素人工事の粗を隠せるではないか？ということで、１期目の工事は大きな曲線を使った花壇を造りました（左の写真）。

　花壇はプランターではないから簡単に移動したり出来ない。だから見ていて飽きが来ないようなデザインにすることも大切で、いつまでも楽しく使い続けられるようにデザインすると良いでしょう。

　このようなデザインだと今回のように２期工事として「池」と「花壇」を増設する場合も自由に追加したデザインが出来ます。

工事はいつもの手抜き工事

　「手抜き工事」というのは良くないのですが、この程度の工事だと「抜けるものは抜いてしまおう！」という発想でも出来上がりは大差ありません。どこで抜くかと言えば基礎工事。基礎が一番大切そうに思いますが、「ブロックが乗る平たい所を造る」と考える程度で構いません。

　この方法が手抜きである理由は、一旦セメントを混ぜてしまうと工事を一気にしなければなりませんが、この方法だと休み休み出来ます。極端に言えば、一日、日を置いてでも工事が続けられます。

この花壇の目玉！

　この花壇の目玉は「池」である。蓮を浮かべる水盤（飲み屋などでは火鉢を代用品にしているところがある…）は格好が良いのだが結構な値段する。「それじゃ、一緒に造ってしまえ！」ということでの設計となりました。

　完成直後の写真なので、まだ水を張っていませんが、中央が「池」です。ブロックで囲みを造って、地面を少し掘り下げ砕石を敷いて、練ったモルタルを塗ります。

　一箇所だけブロックとブロックの間をつなぐモルタルを途中までにして「池」に溜まる水が一定になるようにしてあります。その線を越す水は自動的に流れ出すようにしています。

いよいよ完成！

　ここで使用したガーデンエクステリアというブロックは円筒が４つ直線的につながった形をしているので「滑らかな曲線」というのには自ずと制限がある。それでも上や右の写真のような曲線ならば何とか作れる。少しぎこちない所もあるが、まあまあの出来だろうか？

　注意したのはブロックの水平と垂直のみである。単体で水平と垂直が正しくても、隣のブロックとは勿論、全体的に見て上面が凸凹していたのでは格好が良くない。基礎工事は手抜きしても、ここらは手抜きしてはいけないところだ。

　どうですか！こんな曲線を使った

を造ってみませんか！

（２００３．１０．１９）

とんだ手直し

　とんだ失敗だ！わっはっは！（笑って誤魔化すしかない）、上の写真は完成直後のもので、これに水を張ると何と滲み出してしまった。それも結構な速さで…？

　しかし、何も不思議なことではなくて砂を固めたブロックだから滲み出して当然、慌てて池・プール用の塗料を塗って完成した。

(２００３．１１．２)