カメラの裏蓋は金属。カプセルカメラとしてのカバーはプラスチック。ストロボはポップアップ式。巻き上げは手動。時代の間を感じるコンパクトＡＦ。

このカメラは面白い。ボディはプラスチックなのに裏蓋は金属で出来ている。流行りのベッサＲ(裏蓋はプラスチック)と逆な所が良い。

フィルム巻上げはオリンパスペンシリーズのようなダイアル式。巻き戻しはローライ３５のように底に付いているレバーを回してやる。フィルム感度は４００まで対応。

オートフォーカスが変わっている。フィルム巻上げと同じに定位置にセットされ、シャッターを半押しすると被写体までの距離を測りファインダー内に「ゾーン」表示される。押し込むとレンズが動いてシャッターが切れる。

ゾーンフォーカス式のカメラを自動化したＡＦカメラです。これが結構楽しい。今のコンパクトも「どの位置でピントが合っているのかが分かれば良いのに」と思っていたが、これは素晴らしいカメラ。

それから手動巻上げなのに、１コマ目まで巻き上げないとシャッターが切れない。それに、＋１．５の露出補正までもが付いている。露出不測にはアラームまで出る。レンズは３５mm／Ｆ２．８。セルフタイマーはＬＥＤの点滅と音。んー、拘ってますねー。ペンタックスさん。